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初めてのロードバイク

ローラー台・サイクルトレーナーでトレーニングを始めよう

ローラー台・サイクルトレーナーとは?

ローラー台とは、ロードバイクのトレーニングのための装置です。
室内でロードバイクのトレーニングをすることができ、速くなるためのトレーニングやダイエットなどの日常の運動として利用したり、レース前のアップなどで使用します。

設置は簡単。基本的には自分のロードバイクをローラー台にセットするだけ。
負荷を変えながらペダルを回すことで、ロードバイクのトレーニングをすることができます。

週末のライドだけではなかなか速くなりませんが、平日にローラー台でトレーニングすることで、効率よく筋力強化・心肺機能を強化することができます。
また、外でなかなか走ることができない冬場や梅雨の時期などにも大活躍です。

最近はPCやタブレットでトレーニングアプリを起動させ、アプリ内のトレーニング内容に応じて負荷が自動で変わる「スマートトレーナー」なども人気です。

 

 

ローラー台の種類について

固定式ローラー台

ロードバイクの後輪部分を台に固定し、後輪の回転に負荷をかけるタイプが固定式ローラー台です。
固定方法によってさらに種類が分かれます。

タイヤドライブ式

最も一般的な固定式ローラー台です。
後輪を固定して、タイヤとローラーを接触させ負荷をかけるタイプで、モデルによっては複数段階の負荷を設定することが可能です。
省スペースで簡単に設置でき、初心者でも手軽に始めることができるローラー台です。

 

リムドライブ式

タイヤではなく、後輪のリムをローラーで挟み込んで負荷をかけるタイプで、タイヤがすり減ることがありません。
(ただし、リムに負荷がかかりますので、リムに多少の摩耗はあります。)
種類は少なく、あまり普及はしていません。

 

ダイレクトドライブ式

近年種類が多くなってきているローラー台です。
ロードバイクのリアホイールを取り外して、チェーンに直接設置して使用します。
タイヤ・ホイールを使用しないため、タイヤ・ホイールの消耗が無く、騒音が非常に少ないローラー台です。

 

固定ローラーのメリット

・誰でも簡単に始めることができる
・種類が豊富
・高負荷でトレーニングすることができる
・折りたたんで収納できる

 

固定ローラーのデメリット

・固定されているため、バランスを養うことができない
・ホイール、フレームによっては使用できない場合もある
・タイヤドライブ式はタイヤが摩耗する

 

 

 

3本ローラー台

タイヤが固定されおらず、3本のローラーの上でタイヤを転がすように走る、実際に走っている感覚でトレーニングができるローラー台です。
3本ローラーは正しい姿勢とバランス、ペダリングがきちんとできていないと乗ることができませんので、初心者にはハードルが少し高いですが、正しい姿勢やペダリングを身に着けるには最適です。
一方で、バランスを崩す恐れのある高負荷トレーニングには向いていません。
複雑な構造ではないため、その他のローラー台に比べると価格は比較的安いです。

 

固定ローラーのメリット

・ペダリングやフォームのトレーニングにもなる
・手軽な価格
・設置が簡単
・どんなロードバイクでも利用可能

 

固定ローラーのデメリット

・慣れないとなかなか乗れない
・高負荷のトレーニングは苦手
・音がうるさいものが多い

 

 

 

ハイブリッドローラー台

固定ローラーと3本ローラーの良いところを合わせたローラー台です。
後輪が固定されませんので、3本ローラー台のように実走感があり、正しい姿勢やペダリングの練習にもなります。
さらに前輪部分が固定され、安定性もあるので、固定ローラー台のような高負荷のトレーニングも行うことができます。
フロントホイールを外してローラー台へセットするだけなので、初心者でも簡単にセッティングすることができます。

 

固定ローラーのメリット

・ペダリングやフォームのトレーニングにもなる
・幅広いロードバイクでも利用可能
・誰でも簡単に始めることができる
・タイヤの減りが少ない

 

固定ローラーのデメリット

・価格がやや高め
・持ち出しや移動がしにくい

 

 

 

スマートトレーナー

スマートトレーナーとは、タブレット端末やスマホ、パソコンなどにWi-FiやBluetoothで接続することで、ペダルにかかる負荷を端末と連動して自動的に調整できる器具です。
ロードバイクの後輪をスマートトレーナーに固定して、サイクリングアプリをインストールしたスマホやタブレット端末などを接続すると、仮想空間に登場する勾配に合わせて自動で負荷が変わり、本物の坂道を走っている気分にさせてくれます。

高性能なモデルにはダイレクトドライブ方式が主流です。
ダイレクトドライブ方式とは、ロードバイクの後輪を外してセットするタイプのスマートトレーナーで、チェーンを直接スマートトレーナーにつなげて走り、内蔵ユニットを動かすため、振動や騒音が発生しにくいのが特徴です。
価格は非常に高価ですが、パワーメーターが内蔵されているタイプも多いので、さまざまなトレーニングを楽しむことができます。

 

固定ローラーのメリット

・アプリと連動し、飽きることなくトレーニングできる
・負荷が自動で変わり、実走感がある
・振動や騒音が少ない
・タイヤなどの減りもない

 

固定ローラーのデメリット

・とにかく高額
・持ち出しや移動がしにくい

 

 

 

 

ローラーをする際に必要なアイテム

ローラー台の下に敷く防音マット

ローラー台の下に防音マットを敷くと、騒音や振動をさらに抑えることができます。
これはトレーニングマットやヨガマットでも代用できますので、比較的手軽に購入することができます。

 

汗の落下を防ぐもの

部屋でローラーをすると、30分もすれば汗だくになり、汗が滴り落ちます。
私は頭にタオルを巻いて、ロードバイクのトップチューブにもタオルを敷いていますが、トップチューブを汗から守るための便利なアイテムもあります。

 

扇風機

こちらも汗対策ですが、扇風機なしでは夏場はとてもじゃないですが、耐えられない暑さになります。
前方から割と強風で扇風機を当ててちょうど良いくらいです。
また、ローラーをする時は必ず飲み物も用意してくださいね。

 

 

ローラー台・サイクルトレーナーでのトレーニングまとめ

ローラー台は自宅で手軽にロードバイクのトレーニングをすることができる器具です。
種類も色々とありますので、価格と特徴をよく理解して選んでください。
トレーニングなのでしんどいです。

初心者の方にはまずは比較的手軽な価格の固定ローラー台でトレーニングを始めることをおすすめします。
理由としては
①簡単にはじめることができる
②最初から高額なものは続けられなかった時のダメージが大きい
③初心者は3本ローラーの場合、乗れるようになる前に挫折する可能性がある

トレーニングメニューもネットで検索すれば豊富に出てきますので、ロードバイクで速く走れるようになりたいなら、ローラー台でのトレーニングを始めてみてください。

 

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