fi'zi:k(フィジーク)とは
fi'zi:k(フィジーク)は、イタリアSelle Royal社のハイエンドモデル・ブランドです。
サドルだけではなく、ハンドルやバーテープ、シューズやアパレル商品まで手掛けるブランドです。
ロードバイクは同じブランドで統一すると、よりオシャレ感が漂いますよね。
特にフィジークはオシャレと機能性が両立したブランドとして、使用している方はたくさんいます。
fi'zi:k(フィジーク)のサドルの特徴
サドルの柔軟性による分類
fi'zi:k(フィジーク)のサドルの特徴は、サドルの種類分けにあります。
フィジークのサドルの種類として有名なものは『ALIANTE(アリアンテ)』『ANTARES(アンタレス)』『ARIONE(アリオネ)』です。
この3種類がどのように分けられているかというと、乗り手の柔軟性に合わせてサドルの種類を分けているのです。
また、フィジークでは柔軟性を生物で表し、柔軟性の低い順に『ALIANTE(アリアンテ)=ブル』『ANTARES(アンタレス)=カメレオン』『ARIONE(アリオネ)=スネーク』で表しています。
【ANTARES(アンタレス)】
柔軟性が普通の人向き(カメレオン)
サポートと柔軟性を備えていて、多くのライダーにとって快適さを維持することができるサドルです。
【ARIONE(アリオネ)】
柔軟性が高い人向き(スネーク)
他のfi'zi:kサドルよりも長く、先や後ろに移動しやすく、様々なポジションで力を発揮することができるサドルです。
レールの素材による分類
fi'zi:k(フィジーク)のサドルの分類にはもう一つ、レールの素材による分類もあります。
レールの素材により、
『00(メビウスカーボンブレイデッドレール)』
『R1(カーボンブレイデッドレール)』
『R3(K:iumキウムレール)』
『R5(アルミレール)』
に分類されます。
メビウスカーボンブレイデッドレール
記号:00
カーボンファイバーを3次元に編みこんだfi'zi:k独自の構造を持ったハイエンドカーボンレール。
衝撃吸収性としなやかさの特長を際立たせ、非常に優れた快適を実現しています。
カーボンブレイデッドレール
記号:R1
チタンと同等の強度を持ちながらカーボンにより非常に軽量なハイパフォーマンスカーボンレール。
シートポストでクランプする部分には保護のためエポキシ樹脂を染み込ませたファイバーグラスで補強され、高い強度を備えています。
K:iumキウムレール
記号:R3
シリコンとクロムを含む新しい合金で、チタン合金に近い剛性を持ち、チタン合金より軽量なレール。
美しく耐腐食性が高く、そして軽くて強いという特徴があります。
柔軟性とレール素材の組み合わせ
fi'zi:k(フィジーク)のサドルは上記の通り、柔軟性とレール素材の組み合わせで表記されます。
ポイント
ALIANTE(アリアンテ)
ANTARES(アンタレス)
ARIONE(アリオネ)
✖
00・R1・R3・R5
私の使用している『ANTARES(アンタレス)R1』サドルは「柔軟性が普通」で「カーボンレール」のサドルということになります。
fi'zi:k(フィジーク)サドル その他のポイント
ショートノーズサドル『ARGO』
ショートノーズサドルとは、最近人気になっている長さの短いサドルです。
従来のサドルに比べ、先端がカットされていることで、サドルを前側にセッティングすることが可能になり、体重を乗せたトルクがかけやすくなるポジションを取ることができます。
ショートノーズサドルを試した方が良いサイクリストとは
ポイント
・ケイデンス(回転)よりトルク(力)をかけた乗り方を好む人
・通常のサドルでは股に痛みの出る人
・サドルの前方、後方などの体重移動の少ない人
fi'zi:k(フィジーク)でもショートノーズサドルがラインナップされており、『ARGO(アルゴ)』というネーミングになります。
【ARGO VENTO(アルゴ ヴェント)】
ショートノーズサドルで高強度で走るレーシングサイクリスト向きのサドルです。
シートは反応性が高く弾力性のある薄型のフォームで覆われており、ペダルにすべてのパワーを余すことなく伝達します。
【ARGO TEMPO(アルゴ テンポ)】
ショートノーズサドルでエンデュランスサイクリスト向きのサドルです。
パッドは骨エリアがわずかに厚くなっていて、レーシングサドルで採用されているものより柔らかく、長距離のライドでも優れた快適性を発揮します。
I.C.S.(インテグレーテッド・クリップ)システム
fi'zi:k(フィジーク)のサドルには、独自のI.C.S.(インテグレーテッド・クリップ)システムが採用されています。
サドル後部のロゴバッジを取り外し、そこにワンタッチでサドルバッグやテールライトを取り付けることができるロックシステムです。
私がフィジークのサドルを選んだ最大のポイントも、このシステムを使いたかったからです。
サドルにテールライトを取り付けることで、とてもスタイリッシュな見た目になりました。
フィジークにもテールライトはありますが、キャットアイでも I.C.S.(インテグレーテッド・クリップ)システムに対応したテールライトが売られています。
キャットアイのテールライトをフィジークのサドルに取り付けるには、別売りのブラケットが必要です。
キャットアイ(CAT EYE) RAPID mini AUTO
キャットアイ(CAT EYE) フィジークI.C.Sブラケット
fi'zi:k(フィジーク)のサドルまとめ
フィジークのサドルは柔軟性によって
『ALIANTE(アリアンテ)』
『ANTARES(アンタレス)』
『ARIONE(アリオネ)』
に分かれています。
また、レールの素材によって
『00(メビウスカーボンブレイデッドレール)』
『R1(カーボンブレイデッドレール)』
『R3(K:iumキウムレール)』
『R5(アルミレール)』
に分かれています。
これに、サイズを組み合わせてサドルを選んでください。
別ラインナップとしてショートノーズサドルもあります。
フィジーク独自のI.C.S.(インテグレーテッド・クリップ)システムは手軽に、オシャレにテールライトやサドルバッグを取り付けることができるシステムなので、フィジークのサドルを使用した際にはぜひ活用してください。
オシャレで種類も多いfi'zi:k(フィジーク)のサドルはとてもおすすめです。